父親には母親にできない大事な役割があります。

お父さんとお母さんには、それぞれの持ち場があるので、お父さんはお母さんの代わりはできないですし、お母さんはお父さんの代わりができないといわれています。

子どもが知性や社会性などを育んでいくためには、父親と母親のそれぞれの役割が機能していることが重要です。

ですから父親であるあなたには、父としての大切な役割があることを認識しておきましょう。

父親の大事な役割とは?【母親に父親の代わりができない理由】

父親 役割

2016年に発表された内閣府の調査結果によると、6歳未満の子どもがいる家庭で、親が子どもと遊ぶ平均時間は母親が3時間45分、父親が49分となっています。

母親と父親とでは、子どもと遊ぶ時間に約4倍もの差があるので、父親が母親の代わりをしようというのは難しいといえます。

しかし、父親の子どもと接触する時間が限られているとはいえ、子どもの知性や社会性を育むためには、この時間に父親としての役割を全うすることが大事です。

赤ちゃんにとって母親は自分で父親は他人

子どもは母親の体から産まれてくるので、お母さんと赤ちゃんは一つの状態で約1年一緒に過ごし、それから体が二つに分かれます。

そのため人間の赤ちゃんとお母さんは、出産後の長い間、精神的には一つの状態で、赤ちゃんはしばらくの間、自分がお母さんと別の人格だとは気づきません。

赤ちゃんは成長とともに、自分とお母さんが別の人格だと気づき始めるのですが、幼児期の間は心の深いところでずっと繋がっています。

一方で父親は、赤ちゃんと繋がりを持つ母親とは全く違う関係で、赤ちゃんからすると最初から別の人格をもつ人間です。

赤ちゃんにとって父親は、生まれて初めて出会う他人なのです。

つまり、「母親=自分」で「父親=他人」ということになります。

お父さんのあなたは、他人といわれると寂しい気持ちになるかもしれませんが、初めて出会う他人が赤ちゃんに与える影響はめちゃくちゃ大きいです。

子どもは父親と母親の関係から社会性を学ぶ

父親 役割

子どもはお父さんとお母さんの関係をみて、社会との適切な関わり方を学んでいきます。

赤ちゃんは「父親=他人」で「母親=自分」だと思っているので、お父さんとお母さんの関係が、そのまま他人と自分の関係だと認識するようになるのです。

そのため赤ちゃんは、父親と母親の接し方をみて、自分と他人の基本的な接し方を覚えてきます。

父親と母親がお互いに優しく接していれば、赤ちゃんも他人に対して優しく接するようになります。

その反対に冷たい関係性なら、赤ちゃんも他人に対して冷たく接するようになってしまいます。

特に赤ちゃんにとって「母親=自分」なので、日頃からお母さんがお父さんのことを尊敬する態度をとっていれば、赤ちゃんも他人に敬意を払えるように育っていきます。

ですから、お父さんたちは日頃からお母さんを大切にして、悪口を言われないようにしないといけませんね。

母親が自己肯定感を育み、父親は責任感を育む

赤ちゃんとお母さんの関係は、基本的に自己肯定感を育む関係です。

赤ちゃんはお母さんと接することによって、自分は愛されているんだ、自分はできるんだ、自分をもっと高めたい、自分は認められている、という感覚を持つようになります。

一方お父さんは、赤ちゃんにとって他人なので、「お父さんから認められる=他人から認められる」ということになり、一人の人間として社会から認められたという喜びを覚えます。

子どもは父親との関係から、ポジティブな考え方、積極的な姿勢、主体的な行動力など、自分の外にむく意識を育でいき、結果的に責任感が芽生えていくのです。

子どもの向上心を高めるためには、立派なお父さんでいなければいけません。

なぜなら、子どもが自分を向上させるための最初の目標となるのが、初めて出会う他人の父親だからです。

そのためお父さんが立派であればあるほど、子どもの向上心は満たされるということです。

父親が子どもに教えるべきことは、正義、道徳、文化などの理屈では説明できない価値観なのです。

父親は子どもをキャンプに連れていくべき

父親 役割

「父親と関わるほど認知能力や言語能力が高く、情緒的に安定する」という研究結果があります。

また、父親と子どもが活発な遊びをするほど、新しい環境に遭遇した時に積極的に挑戦しようと思うようになり、最終的に成功しやすいという研究結果もあります。

子どもにとって、母親は安定や安心の象徴であり、父親は冒険や非日常の象徴なのです。

子どもはお母さんと遊ぶ時とお父さんと遊ぶ時とでは、全く違うワクワク感を感じています。

父親に求められる役割は、ダイナミックな遊びをして、子どもに挑戦する心や壁を乗り越える心を育むことです。

お父さんは子どもに対して、積極的に自然に連れ出して遊んであげましょう。

たとえば、キャンプ、釣り、バーベキュー、スキー、シュノーケル、海水浴など。

お父さんは子どもに、冒険心が育まれることをたくさん経験させてあげましょう。